金属石鹸
metalsoap
当社は従来塗料乾燥剤として使用されていた無機金属塩の欠点を改善し、用途を発展させる目的で、業界に先駆けて脂肪酸金属石鹸の研究に着手し、昭和25年日本で最初のナフテン酸金属石鹸の商業化をスタートいたしました。
現在では塗料、印刷インキの乾燥促進剤としては金属石鹸が最も実用的であり、そのため乾燥促進剤との意味合いで、ドライヤーと金属石鹸が同義語として使われています。
ドライヤーの種類
作業性、均一性の点から液状ドライヤーが一般的で、これは金属石鹸を石油系溶剤によって希釈したもので、溶剤は基本的にはミネラルスピリット(ターペン)です。液状ドライヤーの種類は、金属含有量を主として規定され、その含有量の幅は±0.2%で管理しております。
固形ドライヤーは、溶剤の混入を避けたい場合に適しています。
この他に、水溶性塗料に使用するものとしては、水溶性ドライヤー、活性ドライヤーTがあります。